脚が悪い方が良くなるには
もーすぐ70歳代後半になる方です。初めて治療に来れた日は、ひざの曲げ伸ばしができない状態でした。
右の膝が曲げられない。右の膝が伸ばせない。左の脚はかろうじて少し曲げ伸ばしが可能という状態です。両足をずって歩くしかない状態でした。
足首が硬く動かせる可動範囲が大変狭い状態でした。
大腿部の直筋という筋肉が硬直状態で脚が動きません。
車椅子にはなりたくないというので頑張って治療を進めています。
なぜこんな脚になってしまったのか?
その原因は横座りで何十年間も過ごしてきたからです。脚は左へ流すように座って居たようです。大腿部の筋肉は柔軟性がなくなり緊張状態が長く続いたのか筋肉が硬直してしまいました。
硬くなった筋肉の束は揉みほぐしてはいけません。
長い期間緊張状態であった筋肉の柔軟性を取り戻すには時間が必要です。無理に引っ張たりすると靭帯を傷めたりします。少しずつ柔軟性を取り戻すやり方が必要です。
硬くなった筋肉の柔軟性を取り戻す過程で、少しの間脚の歪みを取り戻す期間で脚の筋力が落ちます。
無理に足運び動作をしないで、杖を使い脚の負担を軽減した歩き方が必要になります。
悪くなった脚が健全な脚になるまでの通過点に差し掛かると、少し不安になる事もあるでしょう。大丈夫です。普通に膝が曲げ伸ばしして歩けるようになる時期はすぐそこまで来ました。
散歩に旅行に行けるようになれるのも、もうすぐです。