痛くない!その場で痛みを解決1998年〜

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葦(あし)で作られてる盧舌(ろぜつ)

篳篥は盧舌という葦で作られたリードで音が鳴ります。ソレを筒の穴を通り抜ける事で音階が発生します。
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 盧舌というリードは繊細です。

 故意に扱うと直ぐに裂けて割れてしまいます。

 

葦そのものを触り、加工を自らすることで盧舌(リード)の状態や素材感を知ることは大切です。

 

盧舌の素材は天理市の天然葦でできているんだそうです。

 

その葦を二本頂きました。大変貴重な天然葦です。

 


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葦を盧舌(ろぜつ)の寸法に鋸で引いて切断をしてみました。

この体験は貴重でした。

葦の根の方と穂先では繊維の状態が違うんですね。

 

一本の葦からたくさん盧舌の元となる筒が取れないんだな〜と実感しました。 

今回頂いた二本の葦より13本の筒が取れました。


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鋸引いてるうちに葦が裂けるものがあったり、鋸の引く震動で割れたりします。

 

鋸を変えてやったりして取れたのもありました。すぐ割れるのは推測ですが、すぐ割れる盧舌になるんでしょうね。

 

 紙やすりも番手を考えて削り箇所を整えました。

これ大事かもしれません。

切断面が歪だと、裂ける原因となります。


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 切断する長さはおよそ60ミリです。

 

盧舌の良し悪しは、切断する時より決まるのかも知れませんね。



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 寸法取って筒を取るのに、ほんと割れる葦があります。節の付近でも強いモノもあれば、細く荒いモノもあるんです。切っていて感触でわかってきました。


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盧舌の自作の次の工程は、如何に!

乞うご期待!