腕がシビレるサックス奏者
仕事はパソコンで入力作業を多くされてるとの事。
学生の頃よりサックスを奏でるのが趣味で、あるオーケストラのグループに属して日々練習をしているそうです。
腕が上がらなくなり、何もしなくても腕がしびれるようになってしまったので治療を受けた友人の紹介で来られたのでした。
平らなところに腰掛けると、体幹にねじれが起きます。楽器を持つからというだけの問題ではなそうです。
最初受けた治療でシビレはおさまったようです。
翌週に治療を受ける予定がインフルエンザで治療を休み、間ができましたが最初の治療から2週間後に受けることになりましたが、大変調子が良いとか。
2回目の治療は腕の細かな筋肉の疲労がみられたので、手首や肘周辺の筋肉の疲労と柔軟性を取り戻す治療を行うと、シビレは消えたようです。不快感は無くなったようです。
治療中の反応でわかった事があります。
1度目の治療と2度目の治療の経過から、腕のシビレが起きたのは、仕事と家事との環境に合ったのだと推測できました。
仕事はマウスでの入力などが多いので細い筋肉を酷使している上に、体が歪み。家事炊事など特に洗い物で前傾姿勢で家事で肩が前腕姿勢で前かがみになりました。
このために、体幹が歪み脊柱起立筋の深層筋の疲労が重なり、両腕の細い筋肉の疲労が解消されないまま、筋肉は硬くなり縮んだ状態でいる日々が多くなったからだといえます。
手首の筋肉の可動範囲と肘の可動範囲を広げ脊椎の生理湾曲を取り戻すと、大変良くなりました。
サックスを吹くのにも息が入りやすくなるとおもいます。
指の使いすぎと思い込みしやすいですが、そーではなく、体幹が歪んでいる状態で筋肉の疲労が解消されない日々で体を傷めたのだといえます。
筋肉が縮み過ぎると、シビレがおきます。筋肉の疲労が度重なり、筋肉が疲労で硬くなると取り戻すのに時間が必要になります。
身体の動きがおかしいと感じたときは、大きな強い筋肉の疲労でなく、細い繊細な動きをする筋肉の疲労と可動範囲を診ると、早く治ります。